訪ねた日 2019年8月13日(火)
1837年創業、皆さまご存じ瓢亭 本店へ行ってきました。
名物の朝粥と瓢亭玉子。
お粥やゆで玉子で、そんなに違いがあるのかな?
長年の疑問を今日解明してきました。
瓢亭の基本情報
住所 | 京都市左京区南禅寺草川町35 |
TEL | 075-771-4116 |
懐石料理 | 午前11時〜午後7時半 |
昼食 | 23,000円〜(税サ込) |
夕食 | 27,000円〜(税サ込) |
朝がゆ(7月1日〜8月31日) | 午前8時〜午前10時まで6,000円(税サ込) |
鶉がゆ(12月1日〜3月15日) | 午前11時〜午後2時まで12,100円(税サ込) |
仕出し | 半月弁当・三段弁当・松花堂弁当など5,400円〜(税込)よりお届け致します。お茶会などの点心もご相談に応じます。 |
定休日 | 毎週水曜日 |
瓢亭はこんな人におすすめ
・風情のあるところで食事がしたい人
・海外のお客さんに日本を案内する人
瓢亭のようす
朝の10時前でしたが、この時すでに30度超。
8時からの営業ですが、綺麗に打ち水がされてありました。
露地を進むと、ステキな池泉回遊式庭園風になっています。
最近は畳の部屋でも椅子を使うお店が多いですが、瓢亭は畳のみ。
最後まで正座できるか心配。
あとで知ったのですが木の部分の半円があいて足がいれられ、正座が苦手な人にも対応されています。
瓢亭のお料理
朝粥(6,000円税サ込)を頂きました。
*7/1~8/31 朝8時~10時までの期間限定です。
最初に梅昆布茶を頂きました。
味がしっかり、暑かったのでちょうど良かった。
早速、名物の一つ瓢亭玉子の登場。
八寸には瓢亭玉子、枝豆、鱧、粽寿司(鯛)。
三段重の器には文字が書かれています。
”一帯 青松 路 迷わず”
瓢亭の前の道は南禅寺へと向かう表参道。
青松を辿っていけば迷わない、との仲居さんの説明あり。
後日、ネットで調べると、頼山陽の詩だそうです。
頼山陽・・・江戸後期の儒者・勤王家。大坂生。広島藩儒頼春水の長男。名は襄、字は子成、通称を久太郎、別号に三十六峰外史。初め叔父頼杏坪について広島で学び、さらに江戸で尾藤二洲・服部栗斎に師事する。のち京都に出て私塾を開き、書斎山紫水明処を営む。 出典:コトバンク
一段目はいんげん豆の黒胡麻和え。山椒が効いていて、夏にピッタリ。
二段目は鯛、もずく、ミョウガ、大根おろし。
暑さで食欲減退している人でも大丈夫。酸味と薬味で、鯛もパクパク食べられます。
酢の物に魚が入っているのは初めてで、こういった食べ方良いなあと思いました。
三段目は湯葉、木の芽、生麩、揚げ粟麩、さやえんどう、茄子田楽の炊合せ。
白味はしっかりしているのに、黄味はトロっとしています。
何か特殊なことをされているのかと尋ねると、
気温によって茹でる温度を変えている、とのことです。
美味しいですが、正直驚くほどの味ではなかったです。
鮎は小ぶりなので、骨まで丸々食べられます。
由良川や嵐山で採れた鮎だそうです。
今夏に食べた鮎では、はり清と1,2を争う美味しさ。
小ぶりの鮎なので、内臓の苦味とのバランスが私の好みです。
椀物は豆腐に海苔をのせたものでした。
朝粥(緑色はカイワレ大根)、吉野葛からなるお出汁、香の物。
朝粥に味つけはなく、家庭で作るような米の潰れによるドロっと感はせず、サラッとしています。
吉野葛には、かつおと昆布の出汁がきいています。
葛で頂くのは珍しいですが、こちらも驚く程ではなかったです。
瓢亭の近くの立ち寄りスポットはコチラ⇒岡崎 立ち寄りスポット
今まで訪れた老舗の創業順一覧はコチラ⇒創業年表
瓢亭 美食俱楽部 部員の感想
ラーメン人気による煮卵のレベルがかなり高くなっているからでしょうか?
瓢亭玉子はシンプルで美味しかったのですが、驚くほどではなかったです。
風情のあるところで美味しく頂いたので、足の痺れにも気づかず、あっという間に時間がすぎていました。
贅沢な時間でした。
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ほな、さいなら。