届けてもらった日 2019年8月11日(日)
前日の京都は、全国の最高気温を記録しました。
ここ数年の暑さは異常ですね。
異常な中でも食欲は通常どおり。
今日は、創業明治4年、仕出し割烹専門店の泉仙でお料理をお願いしました。
近畿圏内なら、どこでも届けてもらえます。
旅行者ならこんなプランもあります。⇒泉仙の朝食つき一休.comのプラン
仕出しのお店ですが、店舗もあります。⇒公式サイト
泉仙の基本情報
住所 | 京都市北区紫野大徳寺町4 大慈院内 |
TEL | 075-491-6665 |
営業時間 | AM11:00~PM4:00(L.O) |
定休日 | 年中無休(12/29-31は休み) |
アクセス | 京都駅より 市バス204・205・206号 約40分 大徳寺前下車 北へ徒歩すぐ地下鉄烏丸線北大路駅より 市バス多数あり 約7分 大徳寺前下車 徒歩すぐ |
泉仙はこんな人におすすめ
・自宅でゆっくり美味しいものを食べたい人
・ベジタリアン(精進料理があります。)
泉仙のお料理
泉仙の名物、精進鉄鉢料理「あやめ」(3,600円税込み)を頂きました。
泉仙の精進鉄鉢料理・・・鉄鉢とは、僧が食物を受けるために用いた鉄製のまるい鉢のことをいいます。
遠くインドにはじまり、日本へは奈良時代につたわったとされ、托鉢の僧が用いたといわれています。
古くから伝わる「精進料理」では、仏の教えによって肉類魚介類を使用せずに、穀物、豆類、野菜などの食材だけを使用したお料理です。また、食材の味をいかすため、調味料の使用を抑え、また食材を余すところなく使い切ります。
泉仙の精進鉄鉢料理は、鉄鉢を形どった器に、四季おりおりの味覚を盛り込んだもので、禅のこころと、京料理の伝統を現代に生かしています。 出典:泉仙の公式サイト
ピンポーン♪
2日前までに予約。指定した日時に配送してくださいます。
食卓カバーも用意してもらえます。
吸い物のお出汁、天ぷらのつゆは別々の容器に入れ、食べる直前に温められるようになっています。
細かな気配りが嬉しい。
すぐに頂くので、膳立てして下さいました。
食前酒のブドウ酒はあっさり。これなら暑い日でもパクパクご飯が進みそう。
小鉢の梅肉あんかけは汲み上げ湯葉との相性抜群。枝豆の味もひきたちます。
浸し物の白酢和えはレモンをしぼって爽やかに。
八寸の茶筅茄子田楽は細かく包丁が入っていて、ホント茶筅。目でも楽しめます。
泉仙といえば精進鉄鉢料理ですが、次にあげるなら梅の天ぷらではないでしょうか。
ほど良い甘さで美味しい。
おしのぎには万願寺寿司。京都では、お漬物が寿司のネタになっていたりします。寿司好きなので、ネタが魚でないものは不満がありました。
初、万願寺寿司。
味付けされており、万願寺唐辛子自身の辛味が適度でよかったです。
吸い物は、他の料理は鱧が入っていました。
こちらは精進鉄鉢料理なので、どんこ椎茸・冬瓜・湯葉が入っていました。
お出汁が最高。一般の家庭では、なかなか作れないですね。
ご飯は新生姜ごはんで後味スッキリ。
同席した二人はこちらを頂きました。
ミニ会席「うるわし」(5,970円税込み)。
夏の季節点心「酔芙蓉」(3,780円税込み)。
玉〆(玉締め)・・・締め玉子、湯どり玉子ともいい、卵に具を混ぜて、湯かだしの中に流しこんで固めること。この後、布巾にとって形作り、椀種などにする。また、煮ものの仕上がりにとき卵を流し入れ、卵とじにすることもいう。
出典:食の総合出版社 柴田書店
泉仙の精進鉄鉢料理の器は修行僧が使う応量器を模しているので、食べ終わると器が綺麗に重ねられます。
応量器・・・禅宗の修行僧が使用する個人の食器のこと。梵語はパートラPatra。音訳は鉢多羅(はったら)。鉢盂(はつう)、鉄鉢(てっぱつ)ともいう。
応量器は主に曹洞宗の呼び方で、臨済宗では持鉢(じはつ)、黄檗宗では自鉢(じはつ)と呼ぶ。
入れ子状に重ねられた5枚(黄檗宗では3枚)の容器からなり、袱紗、膝掛、浄巾(じょうきん)、水板(すいばん)、鉢単(はったん)、箸、匙、刷(せつ)などが付属する。
材質は鉄または土が本則とされ木製は禁じられているが、漆をかけたものは鉄製とみなすとして一般には黒塗りの漆器である。朱塗りのものは常用ではなく、主に儀式に用いられる。 出典:Wikipedia
ごちそうさまでした。
吸い物のお出汁が余ったので、夜ご飯にわかめと豆腐でいただきました。
いつも食べているワカメも豆腐も、なんだか一段と美味しくなりました。
今まで訪れた老舗の創業順一覧はコチラ⇒創業年表
泉仙 美食俱楽部 部員の感想
精進料理だと、量が少ないのかなと思いがちですがお腹いっぱい。
肉や魚を使えない制約があっても、玉蜀黍などで季節を感じられ、贅沢なお昼ご飯でした。
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ほな、さいなら。