訪ねた日 2019年10月5日(土)
喜久屋
木屋町で天婦羅専門店として創業し、大火などで移転し、現在は宮川町にあります。
先月、予約の電話を入れると、いっぱいとの事でした。
夜の仕込みが忙しく、お昼は週に3日くらいしか営業されていないそうです。
予約はお早めに。
喜久屋の基本情報
公式サイトは⇒コチラ
住所 | 京都市東山区宮川筋4-301 |
電話 | 075-561-1313 |
営業時間 | (昼)11:30~14:00(ラストオーダー/要予約) (夕)17:00~21:00(ラストオーダー) |
定休日 | 日曜日、年末・年始、夏季、その他不定休あり |
喜久屋のようす
喜久屋さんの公式サイトを確認して、向かったのですが迷いました。
こんなにわかりやすい場所で。
公式サイトにも川端側道って書いてあるのに、一本東側を探していました。
皆さまもお気を付けください。(そんな人いない?)
店内に入ると、木の香りがします。
私はほとんどお酒が飲めないのですが、アルコールメニューも種類が充実。
喜久屋のお料理
天婦羅コース(5000円税サ別)を頂きました。
白和えには、柿・きゅうり・しめじが入っていて、季節を感じます。
いくらの醤油漬けは走りなので、粒は小さいとのことでしたが、味は卵かけご飯のように濃厚。
バッテラのようにみえるのは、温かい鯛の蒸し鮨。
鯛が蒸されているとは思わなかったので穴子かと思いました。
鯛の蒸し鮨はあっさり味です。
天婦羅専門店ですが、先付けも繊細で、どれも美味しい。
鱧は軽く炙ってあり、香ばしい。
お造里の後ろには長芋がありました。
やっぱり天婦羅には、まず海老ですよね。
頭は、カラッとサクサク。
骨は塩味がついているので、そのまま頂きます。
カリカリ。こういう骨せんべい的なもの好きです。
まさか天婦羅専門店でいただけるとは思いませんでした。
いままで食べた穴子の中で最も味が良くわかりました。
穴子だけ低温でじっくりあげているそうです。
写真を撮りそこないました。
美味しいって、罪深い。
麩嘉の生麩だそうです。
テンション上がる。
勢い込んで、こちらも食べかけの写真になってしまいました。
しそが巻かれ、最初の車えびと違った美味しさが楽しめます。
所々で出くわすエビが嬉しい。
打ち立てのお蕎麦であっさりと。
アイスは生姜でした。
口の中がさっぱり。
喜久屋近くのお立ち寄りスポットはコチラ⇒祇園・東山 お立ち寄りスポット
今まで訪れた老舗の創業順一覧はコチラ⇒創業年表
喜久屋 美食俱楽部 部員の感想
天婦羅を食べるのは、天つゆをつけると衣がベチャっとなるイメージが先行して、塩をつけていました。
カウンター席は、特に一人で来店すると、お店の方から話がきけて楽しいですね。
大根おろしのジアスターゼが消化を助け、天つゆにくぐらせる程度ならべたつかないですよと言われました。
その上、塩より味がうすい天つゆは天婦羅の味がわかりやすいとのこと。
先日読み終えた京料理人、四百四十年の手間 「山ばな平八茶屋」の仕事[本/雑誌] / 園部平八/著 にも、とろろにはジアスターゼが含まれているので消化を助けるとありました。
とろろ、大根、根菜類にはジアスターゼが含まれているんですね。
やはり昔ながらの食べ方は理にかなっている。
喜久屋では、先代までは塩は出していなかったそうです。
当代になり、お客さんより塩のリクエストが多く、出すようになったとのこと。
塩で食べるのが食通だ、という風潮のせいでしょうか。
今まで塩で食べて、美味しい天婦羅を無駄にしてしまった、、、、、、合掌。
安心して下さい、食べ方をうるさく言われるお店ではないです。
私が尋ねたので、おすすめの食べた方を答えて下さいました。
私は美味しいものが食べたいので、その道のプロに従い、その場で天つゆ派に宗旨替え。
だから今回、穴子の味がよく分かったのかな?
美味しいだけじゃない、楽しく贅沢なお昼ご飯が頂けました。
YouTubeは→コチラ
ほな、さいなら。
こんにちは。喜久屋を贔屓にしている者です。
天ぷらの写真の中にさつま芋がありましたけど、
大将は実はさつま芋が苦手なんだそうです。
そこでさつま芋をどうしようかと考えて、
一度焼き芋にしたのを天ぷらにすることを
考え付いたそうです。
食べたとき生のさつま芋の天ぷらとは違う感じがしませんでしたか?
でもとにかく喜久屋の天ぷら美味いですよね。
天ぷらは喜久屋のだけ食ってればそれでいいです。
greenteaさん
こんにちは。
さつま芋の違いに気づきませんでした。
貴重な情報ありがとうございます。