訪ねた日 2020年2月23日(日)
ふぐ料理を頂いてきました。
私にとってフグは高級です。有名な格言?に「買わない理由が値段なら買え、買う理由が値段なら買うな」を身をもって実感しました。
おもいきって行ってよかった。
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いがらし
東大路通を東に知恩院がすぐにみえるところに、いがらしはあります。
明治20年に仕出し屋としてはじまり、現在はふぐの専門店。
天然フグにこだわられているので、営業期間が限られています。お店へ確認してください。
いがらしの基本情報
公式サイトがないので、京名物 百味會を参考にしました。
住所 | 京都市東山区知恩院前東入ル |
電話 | 075-525-2901 |
営業時間 | 午後4時半~午後9時(オ-ダ-ストップ) |
予約 | 要予約 |
いがらしのようす
店内はいままでの老舗のイメージとはまったく違いました。
大将によると知恩院に近いこともあり、織田信長をイメージしたそうです。
十五代将軍足利義昭が織田信長に対して挙兵した際、義昭は二条城、信長は知恩院に布陣、勝利を収めた信長はこの時のお礼として銀や米などを知恩院へ寄進しています。
なのでテーブルのつまようじ入れは赤に。
赤は織田信長のイメージですよね。
こだわりのある内装です。
いがらしのお料理
焼きふぐが1種つくコース19,000円(税サ別)をいただきました。
サービス料8%です。
他のコースは、基本コースが付きだし2種、てっさ、てっちり、おじや、水物で15,000円(税サ別)。
基本コースにふぐの唐揚げを加えると17,000円(税サ別)、それに焼きふぐを2種加えると21,000円(税サ別)となります。
焼きふぐ1種は味噌をつけたもの、2種は味噌をつけたものとウィスキー・醤油をつけたものです。
焼きふぐ1種のコースを選んだのですが、食べ比べたくてお連れさんは味噌をウィスキー・醤油にかえてもらいました。
今まで食べた煮凝りとちがい、ゼラチン部分はしっかりとした食感。
全てふぐからとったゼラチンだそうです。
皮のゆびきはよくありますが、身皮のゆびきでした。
身皮???
身皮・・・ふぐの皮をむくと、身に粘膜質の薄皮が残ります。この薄い皮のことを「身皮(みかわ)」と呼びます。
この皮を取ってしまわないと美しい刺身にすることができません。この皮を剥ぐために身の一部といっしょに剥いでしまいます。
その名の通り身がついた皮のため、特に旨味を感じられる部位です。
この部位は細切りではなく、少し大きめに切って提供されることもあります。出典:ふぐマガ
真ん中はあかふぐ。
初めて食べるものばかり。
外側のふぐよりも味がしっかりありました。
どちらも豊後水道のふくです。
大将が「豊後水道のは味がのっていて一番美味しい。」とおっしゃってました。
味がのる?はじめてきく表現。よくわからないなあ。
と、思っていたのですが一口たべると、なるほど。
ああ、このことね。うん、うん、味のってる。
この時をさかいに私も”味がのっている”がわかるようになりました。
肉厚でうま味たっぷり。
味噌につけたフグを大将自ら焼いてくださいます。
てっちりにすると身の柔らかさがきわだちます。
サービスで白子と皮をいただきました。お鍋にしゃぶしゃぶ。
コラーゲンがいっぱいって感じです。明日のお肌が楽しみ。
他の魚の白子は濃厚でクリーミーなイメージです。
ふぐの白子をはじめて食べましたが、舌触りは他の白子のようになめらかですが予想していたほど濃厚な味ではありません。なので余計にペロリと食べられてしまいます。2、3人分くらいサラッと食べられそう。
塩だけで味がととのえられています。
灰汁もなく、もちろん臭いもなく。究極のお出汁。
お出汁が好きって人でないと響かないかも。
味が繊細。
最後まで贅沢で美味しいものをいただきました。
いがらし 美食俱楽部 部員の感想
美味しいものを食べると顔がほころびますね。
ふぐはどれも美味しかったのはもちろん、大将のこまやかな接客で美味しく楽しい時間をすごせました。
また来店したいです。
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また美味しいもの食べたい!働こう!