訪ねた日 2020年1月12日(日)
鰻雑炊
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わらじや
1624年創業。
豊臣秀吉がわらじをぬいで休憩したのに由来して、店名が「わらじや」になったとか。
わらじやの基本情報
公式サイトが無いようなので、京都観光のガイド情報サイトを参考にしました。
| 住所 | 京都市東山区西之門町555 |
| 電話 | 075-561-1290 |
| 営業時間 | 【平日】 (昼)11:30~14:00(L.O) (夜)16:00~20:00(L.O 19:00)【土日祝】 11:30~20:00(L.O 19:00) |
| 定休日 | 火曜日 |
| アクセス | 京阪電気鉄道京阪本線「七条駅」から徒歩2分 |
わらじやのようす
外観
玄関には大きなわらじが飾ってあります。
わらじやの庭
わらじやの前は何度も通ったことがありますが、入るのははじめて。
奥行きがあり、中はおもった以上にひろかったです。
わらじやの離れ
二階大広間
案内された部屋は二階の大広間でした。
わらじやのお料理
わらじやのお料理はコース1種類のみ。
追加で単品料理が注文できます。
コース 6,830円(税込み)を頂きました。
お薄と落雁
わらじやの落雁
箸に包まれていた紙
突出し
レモンが添えてあるのは、あまごの昆布巻き。
甘く煮込まれ、昆布のかおりがフワッとし、レモンを絞るとまたちがった味をたのしめます。
菜の花のうしろには、ごぼうのゴマあえ。
鰻鍋
うなぎは国内産を使用。
この日は九州産でした。
中骨が抜いてあるので、食べやすい。
麩は庄内麩なので、うなぎと良いバランス。
鰻鍋と山椒
お好みで山椒がそえらています。
うなぎが香ばしい。
あっという間に完食。
鰻雑炊
鰻雑炊には、にんじん・ごぼう・しいたけ・三つ葉・おもち・鰻はひらいて白焼きにしてあります。
鰻雑炊とお漬物
雑炊の美味しさが、からだ中にしみわたる。
デザート
くだもので口の中をさわやかに。
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わらじや 美食俱楽部 部員の感想
新春にふさわしく鰻をおもうぞんぶん堪能。
雑炊にはお餅もはいっているのでお腹いっぱいになりました。
また美味しいもの食べたい!働こう!






わらじやの中をここまではっきりと見たのははじめてです。
ご存じかどうか、谷崎潤一郎の「陰翳礼賛」で絶賛されている老舗です。この名文は、今や青空文庫で簡単に読むことができます。この文章で谷崎は漱石の羊羹好きを紹介していて、なるほど漱石は甘いものが好きで、東京本郷の藤むらの羊羹を愛用していました。残念ながら藤むらは閉店してしまいました。
谷崎の墓は法然院にあります。京都屈指の名刹だと思います。京都旅行の初日はたいてい東天王町でバスを降り、日の出うどんでカレーうどんを食べ、法然院まで杖を曳きます。その後オオマエでアップルケーキを買うというのが決まったパターンです。
わらじや、一度はいってみたいとは思うものの、財布と相談しているうちに機会を逸しています。
ニラ爺さん
「陰翳礼賛」は存じ上げていましたが、読まないとと思いつつ未読です。
どの老舗も事前にネット検索などして、来店しています。
わらじやではなく、わらんじやと書かれているので違うお店ではという、ブログもあり。
お店の方によると、わらじやの事だそうです。