訪ねた日2019年6月12日(水)
京阪清水五条駅から徒歩5分。
駅から五条通りを東に進み、少し南に入った立地の良いところに、はり清はあります。
清水寺などへ訪れる客のため、茶店から始まりました。
江戸の万治二年(1659年)創業の老舗。
長い年月を越えて受け継がれるには、美味しい料理だけではないはず。
予約した時から、期待は高まっていきます。
一休.comの はり清”創業360年記念”ランチプランを利用しました。
はり清の基本情報
住所 | 京都市東山区大黒町通五条下ル袋町 |
営業時間 | 昼午前11時半より午後2時まで 夜午後5時より午後9時まで (土日祝日は午前11時半より午後9時まで終日営業) |
定休日 | 不定休 |
電話 | 075-561-5021/075-561-1017 |
駐車場 | 5台 |
はり清はこんな人におすすめ
・観光もしたいが、静かに京都らしさも楽しみたい人
四条に近いが観光客が多くないので、ゆっくりできます。
・魚好きな人
京都で魚は期待していませんでしたが、どれも美味しかった。
・魚の苦手な人
はり清のようす
あいにくの曇り空でした。
黒を基調とした町屋の写りがはっきりせず、残念。
小さな庭でしたが、雰囲気が良かったです。
雲の合間の日差しが新緑をひきたてます。
黄色ぎみの照明で室内が落ち着いた雰囲気になっています。
お料理によっては写真うつりが微妙なものも。
はり清のお料理
”創業360年記念”ランチプラン(5940円税サ込み)を頂きました。
食前酒は梅酒。
冷たくあっさりした梅酒の味が、さわやかにしてくれます。
八寸は青梅の甘露煮、海老のあられ揚げ、数の子、桜の葉に包まれた穴子ずし、
穴子のフワッとした食感がたまらない。
鴨ロース(私が牛乳アレルギーのため、カステラから変更)、冬瓜、サーモンの大根巻き、生麩揚げ、生麩はカラッと軽く、ほのかに麩の香が口に広がりました。
揚げた稚鮎、生姜ときゅうりの酢の物でした。
一番上に見えているのは紫陽花をみたてた人参。
その下には透かし冬瓜。
鱸葛打ちの上には梅肉。
降り柚子のためか、出汁は最後まで香をたのしむことができす。
造里
写真を撮り忘れました、、、。
”焼き鱧 サラダ仕立て 蕃茄梅肉たれ”(おしながきより)
蕃茄とはトマトのこと。知りませんでした。
鱧は軽く炙られ、香ばしい匂いが食欲をそそります。
梅肉たれはジュレになっており、絡めやすい。
セロリ、水菜、玉ねぎが使われ、かなり洋食よりでした。
鮎の塩焼き。
小さいなと思ったら、骨抜きをしなくてよいものを選んであるそうです。
頭からパクっと食べられます。
骨抜き苦手なので、うれしい。
小さいので苦味も強すぎず、今までで一番美味しい鮎の塩焼きでした。
手前の蓼酢がトロっとしているの、わかりますか?
鮎が絡みやすいように、すりつぶしたお米が入っています。
お米の味には気づきませんでしたが、酢のとがった酸味はなく、まろやか。
鮎は塩がついているので、そのままでも美味しいのですが蓼酢も、すて難い。
塩、蓼酢を何度も楽しめるように小分けに食べました。
隣は新蓮根に挟まれたサーモン。
その手前は鼈甲生姜。
初めて食べました。
見た目では生姜の辛味が強いかなと思ったのですが、醤油と砂糖で、すてきなバランス。
はり清さん、ごめんなさい。食欲が勝ってしまいました。
食べかけの蒸物。食べる前は綺麗だったんですよ。
新生姜餡 冬瓜饅頭。
冬瓜饅頭の中はぐじ。
脂がのって美味しい。
御飯は玉蜀黍と生姜。
留碗は霰馬鈴薯、玉葱、葱。
香物は煎茶佃煮、茄子漬。
煎茶佃煮はごまの風味とよく合い、御飯がすすみます。
葛饅頭の中は抹茶餡。
見た目も涼しく、サラッと食べてしまいました。
水無月レアチーズケーキ。
お連れさんによると、豆は甘くなくケーキをひきたてているそうです。
美食俱楽部 部員 はり清の感想
鮎の塩焼きに感動しました。
鮎は美味しいけど骨を抜くのは煩わしい、を一挙に解決。美食家ファースト。
鮎が苦手な人にも試してほしいです。
鮎だけでなく、魚はどれも美味しかったです。
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ほな、さいなら。