訪ねた日 2025年6月29日(日)
もくじ
御菓子司 中村軒
6月で気温が30度をこえる日々がつづく今年2025年。
真夏はどうなるんでしょう。恐ろしい。
今回は桂離宮のすぐ南にある甘味処「御菓子司 中村軒」へ涼をもとめて、かき氷を頂きに行きました。
1883年創業の麦代餅が名物のお饅頭屋さんです。
麦代餅の由来
かつては、田植えどきの間食として麦代餅が農作業中の田畑まで届けられました。農繁期が終わる半夏生(はんげしょう)の頃、その代金として、麦を受け取っていました。これは物々交換の名残であり、麦と交換されたことから「麦代餅」という名前が生まれました。御菓子司 中村軒公式サイトより引用要約
御菓子司 中村軒の基本情報
公式サイトはコチラ。
住所 | 京都市西京区桂浅原町61 |
電話 | (075)-381-2650 |
営業時間 | お菓子の販売8:30~17:30、 茶店(テイクアウト含)10:00~17:00ラストオーダー。 |
定休日 | 毎週水曜(祝日は営業) |
アクセス | 市バス「桂離宮前」下車すぐ。 阪急桂駅東口から、徒歩15分程度。 |
駐輪場 | 有り |
御菓子司 中村軒のようす

相変わらず、お昼以降は途絶えることのない行列。
15時前くらいから並び始めました。

店内に入れたのは、並んで15分後くらい。
外は36度(前日の天気予報によると)とのことなので、冷房が効いていてホッとする。
2階もありますが、今回案内して貰ったのは1階でした。

コロナ渦に建て替えられ、以前とはすっかり変わった店内です。
席に案内されたのは、並びだして30分後でした。
外の暑さでかき氷は、より一層美味しく頂けるはず。

一席はお座敷になっています。小さなお子様連れや大人数にぴったり。

御菓子司 中村軒の注文
宇治金時
近年のかき氷のように写真映えはしませんが、花より団子派の私には気になりません。
味の方が重要!

「宇治金時」1180円(税込み)を頂きました。
横の白い小皿には白玉が添えられています。
銀色の小さなポットは追加用の抹茶蜜。

途中からは白玉を添えながら頂きました。

抹茶蜜は見た目からして濃厚。

お好みで抹茶蜜を追加。
抹茶は一保堂です。道理でしっかりとした抹茶の味。
氷にかけても味が薄まることなく。
かつら女

お友達は「かつら女」1260円税込みを注文しました。本葛を使ったいわゆる「葛切り」。
こちらの注文は16時半までだそうです。

一口試食させてもらいました。
きなこの風味が豊か。思わず黒蜜にいっぱいかけてしまいました。

他のお店の葛切りとは違い、葛が分厚く幅広です。

黒蜜もきなこも、もちろん葛も美味しいので、食べる人の好み次第です。
黒蜜をいっぱい絡ませたいので、私は葛は薄くて細いのが好みかな。
御菓子司 中村軒のメニュー
ネットをみていると御菓子司 中村軒のメニューが見つかりませんでした。(私が見つけられなかっただけかもしれないですが)
今回は全部メニューの画像をあげてみました。
表紙はもちろん、名物「麦代餅」。







軽食があれば、甘い物が苦手な人とも来店しやすいですね。
御菓子司 中村軒 美食俱楽部 部員の感想
かき氷も持ち帰りができるようになっていたのはおどろきました。

待っている間も、和菓子だけでなくこちらのテイクアウトをする人もちょくちょくいらっしゃいました。
今日は6月29日なので、私も水無月を持ち帰ることに。

上にのっている鶯豆の味が濃厚。

しっかり黒糖の味がします。

この包装紙は版画家・徳力富吉郎作だそうです。
二条若狭屋の葛湯「不老泉」の小箱も版画家・徳力富吉郎作ですね。
和菓子の持ち帰りは、私が並んでいる時に見ていると常時2.3組の途切れることの無い列。
観光スポットは桂離宮ぐらいしか近くにないので、観光客が来店するより地元の人たちが多い感じです。
地元の人たちからも人気なのは、食べて納得。
ごちそうさまでした。
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