訪ねた日2019年5月2日(木)
創業は室町期、480年つづく料亭 中村楼へ行ってきました。
門前の水茶屋からはじまり、江戸末期には京都屈指の料理茶屋に。
八坂神社の鳥居(テレビでみかける四条通からの鳥居ではないです。南楼門のほう。)をくぐると右手すぐ。
隣には中村楼の茶店 祇園 二軒茶屋もあり、軽い軽食ができます。
中村楼の基本情報
住所 | 京都市東山区祇園町 八坂神社鳥居内 |
電話 | 075-561-0016 [代] |
営業時間 | |
鶴亀松 | 昼 月〜日 11:00〜14:00 入店 |
夜 月〜日 17:00〜19:00 入店 | |
座敷 | 月〜日 11:00〜19:00 入店 ※ご予約にて承ります |
定休日 | 水曜日 |
アクセス | 京阪本線 祇園四条駅6番出口 徒歩 10分 阪急京都線 河原町駅1B 出口 徒歩 13分 |
中村楼はこんな人におすすめ
・本格的な和食を食べたい人
・個室も50人までの貸し切り(披露宴や法事など)もできるので、和食を食べたい万人向け
中村楼のようす
カウンター席とテーブル席があります。
観光客でごった返していた四条河原町から近いとは思えない、噓のように静か。
緑を楽しめ、心地よい。
お天気が良く、緑がとても映えていました。
紅葉の季節も良さそう。
中村楼のお料理
『昼の懐石』(6,480円税込み)を頂きました。
目にも鮮やかな緑色。
穂紫蘇はお刺身の時にしか食べたことがなかったので、こんな風に使うんだと、楽しい驚きがありました。
旬の豆づくしの先附のなかで、穂紫蘇がアクセントとなり、お刺身の時とは違った美味しさ。
豆のモサモサが苦手な人でも大丈夫、ぜんぜんモサモサしていません。
お品書きには蓬豆腐でしたが、食材の都合により、この日は厚揚げに。
油目?関東ではアイナメとよばれている魚だそうです。
淡泊なあじわい。
吸物の蓋に雫がついているのは、中身が入っていますよという印。
油目・・・オホーツク海に面した一帯をのぞく北海道から九州北部に至る日本各地の沿岸と、朝鮮半島に分布し、水深30m以浅の藻が繁茂する岩礁性の沿岸部に群を作らず縄張りを作って生息し、エビやカニなどの甲殻類をはじめ、小魚や多毛類などの動物を補足しています。 出典:旬の食材百科
葛打ち・・・日本料理で、魚介類や鶏のささみなどに下味をつけてくず粉または片栗粉をまぶし、軽くゆでること。また、その料理。冷水で締めて和え物にしたり、椀種に用いたりする。つるりとした口当たりを楽しむ。出典:コトバンク
伊佐木?
魚の名前を知らなすぎるなあ。
伊佐木もあっさりとしたクセのない味でした。
伊佐木・・・手頃な大きさの魚で、味はとてもよく刺身や塩焼きの美味しさには定評がある。骨が硬く、かつて和歌山県で鍛冶屋がのどに骨が刺さり苦しんで死んだことから「鍛冶屋殺し(かじやごろし)」の異名を持つ。
出典:旬の食材百科
焼霜・・・魚を皮つきのまま刺身にするときなどに、表面(主に皮のついているほう)に直火で焼き目をつけ、ただちに冷水で冷ます調理法。生臭みや余分な脂肪をとりのぞき、風味を増す。鯛・あいなめ・はもなどに用いる。かつおのたたきもこの手法を用いたもの。 出典:コトバンク
八寸は鯛粽寿司,小鮎唐揚げ,鮎蓼,手長海老艶煮,穴子八幡巻,新蓴菜、甘酢、一寸豆、菖蒲百合根。
お寿司に笹の香りがほのかにうつり、美味しい。
久しぶりに雲丹を食べました。
雲丹だけをすこし摘み、しっかり味わいました。
ホント、魚の名前を知らないことを実感する一日でした。
時鮭、、、トキシラズ。
読めなかった。
読めなくても、鮭好きには十分美味しさはわかりました。
時鮭(ときしらず)・・・夏に水揚げされる鮭の名称で、秋鮭と同じシロザケですが、産卵期ではないため卵や白子がないぶん身に脂がたっぷりとのっているので味わいは最高です。
時鮭は、本来「時知らず」と呼ばれていて、その名前の由来は、鮭は本来獲れる時期が秋なのですが、季節はずれの夏に獲れるので、「時を知らない」という意味から時知らずと言われています。
知床羅臼産は、たまたま回遊中に近くへ訪れた鮭で、ごくわずかな漁獲です。
出典:知床羅臼丸魚濱田商店
今月の『昼の懐石』には名物の田楽豆腐が含まれていませんでした。
月により田楽豆腐がないことも。
なので単品で追加注文。
インスタ映えはしませんが、木の芽の風味が口に広がり、子供にはわかりますまいって味です。
抹茶の濃さは私好み。
久しぶりに?いやいや、今までで一番美味しい抹茶を頂きました。
中村楼 美食俱楽部部員の感想
中村楼は美味しく、この食材をこんな風に使うんだ、と驚きもあって楽しかった。
季節がかわったら、また伺いたいです。
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ほな、さいなら。